福井本部は、昭和32年に、故宮下紫城先生によって福井の地に誕生した。以来今日まで故宮下紫城先生が、流祖初代宗家 秦紫洲先生に永年師事し継承し得た吟法と吟譜を基に、紫洲流の吟詠の本道を踏み誤ることのないように、吟道の真髄をそのまま当地に根付きはぐくみ育てて来ました。

恩師 故宮下紫城先生は、先生の恩師の初代宗家の心を寸時も忘れることなく「上手と言われる吟より良い吟をやれ」 良い吟とは「声や節調に振りまわされないで人格のにじみ出た人の心をうたずばやまぬというような吟」 にと心血を注ぎました。

現在、創立以来48年を迎え、来る平成十九年の五十周年へと進んでいます。現会長清水紫皓先生を中心として福井県内60余りの教習会場の600余人の会員が、心ひとつに吟の習得に励んでいます。





この写真は、平成十六年十月二日『吟道之碑鎮魂奉吟祭』(会員代表約100名が参加)の時のスナップです。

この吟道の碑は平成11年に建立し、吟友の心のよりどころとし、毎年亡き吟友の名を刻み、おもいを偲ぶようにしています。

建立場所は、福井市内の足羽山頂上近くの『足羽神社境内』にあります。